Q1 |
コンテンツフィルタリングは、モバイル検索にも影響を与えるのでしょうか?
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A1 |
現在、青少年向けにコンテンツのフィルタリングをかける動きが見られますが、規制の動向は流動的です。しかし、規制の有無に関わらず、不健全なサイトはフィルタリングして当然だと思います。弊社では、コンテンツプロバイダと連携を行い、フィルタのかからない良質なサイトを検索結果に表示するようにしています。そのため、フィルタリングの影響は限定的になると思われます。
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Q2 |
PCと携帯の違いとして、データの加工や処理に限界はありますか? また、モバイル検索では特に、位置情報が重視されるのでしょうか?
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A2 |
位置情報は、レストラン情報の中で利用していますが、ユーザーにはあまり使われていません。現状ですと、「位置情報を送信しますか?」という画面が入り、操作が面倒であるためです。対策として、検索ワードの履歴から、頻繁に検索する特定地域を学習するといったアプローチの検索エンジンが必要ではないかと考えています。
データ処理に関しては、分類分けやクラスタリングに課題があります。そのため、データベースのデータベース、といったものが必要だと考えています。
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Q3 |
froute.jpの400万人のユーザーには、モバイルだけを使う人も、PCとモバイルを併用する人もいるのではないかと思います。そのうち、どういった層をターゲットとし、どのようにヘビーユーザー化する戦略を持っていますか?
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A3 |
メインターゲットは、パケット定額制ユーザーで、年齢が22、23歳前後の人としています。パケット定額制を使っている世代と使っていない世代には大きな壁があります。境目は、現在新卒就職活動中くらいの人のようです。
いったんパケット定額を楽しむと、モバイルコンテンツを頻繁に使うようになります。一方で、その上の世代はパケット定額をあまり利用していないのです。
22、23歳前後というと、人口比率からすると結構な数のユーザーがいます。したがって、まずはパケット定額制のユーザーに絞ったサービスを展開しようとしています。
「時々使う」ユーザーをヘビーユーザーにするためには、ケータイならではの速報性を生かしたサービスを投入することが有効であると考えています。
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Q4 |
検索エンジンは自社開発を行っているとのことですが、エンジニアを確保するのは難しいのではないでしょうか?
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A4 |
エンジニアを採用する際には、エンドユーザー向けのアプローチができることをアピールしています。技術だけで言うと、専門の会社にいたほうが力が付くかもしれません。むしろ弊社では、プログラムは手段と考え、サービスやものづくりを楽しめる人に来ていただきたいと思っています。ユーザーの反応に接することで、エンジニアは緊張感の中で成長していっています。いろいろな経歴の人がいて、元バーテンダーとか、音楽の打ち込みをやっていた人など多彩です。最近は、新卒採用にも力を入れています。
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