今回は、前回のデジタル地上波に続き、携帯電話に関連したテレビの話題についてお送りします。
先日、サイバードではデジタル地上波放送の番組と携帯電話を連携させる双方向コミュニケーションサービスの「ワンプッシュ」を発表しました。これは、テレビに流れた店や映画などの情報を携帯電
話からリアルタイムに取得できるというものです。
例えば、グルメ番組などを見ていて、「行ってみたい」と思う店が出てきたとします。しかし、その場で店名や所在地をメモしたり、覚えたりするのはなかなか難しい。しかし、「ワンプッシュ」対応のテレビ番組では、放送中の画面右端に「PUSH」マーク(ワンプッシュマーク)が表示される。これは、現在流れている情報の付加情報が用意されている印。このとき、専用Javaアプリを起動した赤外線ポート付きの携帯電話を、テレビやデジタルチューナーに向け、決定ボタンを押す。すると、あらかじめ登録してあったメールアドレスにメールが着信する。これを開けば、該当する店のホームページや商品の解説ページが表示されるという仕組みです。メールアドレスはPC用の電子メールにも対応できますが、携帯電話なら情報をそのまま持ち歩くことができるという優れたサービスなのです。
年末のデジタル地上波放送開始後に、実証実験を行い、ビジネスモデルの確立を目指とのことです。
現在既に、数種類のビジネスモデルが考えられているということですが、例えば、広告とEC(テレビショッピング)利用にかかわるライセンス供与、サーバに蓄積したユーザーのビヘイビアを利用する
調査・マーケティング、それからモバイルコンテンツ制作などなど。
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